1. はじめに

日本で生活するうえで車の運転は便利で必要な場合があります。
配偶者ビザを取得した外国人からよくある質問が「日本で運転免許を取れるの?」というものです。
この記事では、2025年10月1日からの制度変更点を含めて、配偶者ビザ取得後に運転免許を取得する条件、必要書類、国際免許との違い、注意点を詳しく解説します。

※こちらの説明は愛知県の運転免許試験場(平針)の場合のものです。その他の地域の方はお近くの運転免許試験場のHPで確認してください。


2. 配偶者ビザで運転免許は取れる?

配偶者ビザを持っていれば日本で運転免許を取得できます。
在留カードを持っていれば、教習所で新規取得も、外国免許からの切替も可能です。


3. 2025年10月1日からの主な変更点

3.1 住民票の厳格化

  • 外国籍の方は、住民基本台帳法第30条の45に基づく記載事項(国籍、在留資格、在留期限、在留カード番号など)が記載された住民票の写し(コピー不可)が必須となりました。
  • 外交官等を除き、住民票が提出できない場合は免許取得ができません

3.2 知識確認(学科試験)の大幅変更

  • 問題数が10問から50問に増加し、合格基準も70%から90%に引き上げられました。
  • これにより、より高い日本の交通ルールの理解が求められます。

3.3 試験実施回数・言語の変更

  • 知識確認は1日1回のみ実施(以前は1日2回)。
  • トルコ語の知識確認が廃止され、ウルドゥー語・シンハラ語・インドネシア語など新たな言語が追加。
  • 曜日ごとに受験可能な言語が指定されているので、事前に確認が必要です。

3.4 事前予約制の徹底

  • Webサイトからの事前予約が必須です。
    あいち電子申請届出システム(愛知県警察)

3.5 その他

  • 実技確認や知識確認の再受験には一定期間受験できない場合があります。
  • 免許証の交付や試験手数料も変更ありませんが、必要書類や証明書類の厳格化が進んでいます。

4. 運転免許取得の方法

4.1 教習所に通う(新規取得)

  • 学科試験と技能試験を受ける
  • 教習所での講習を修了後、免許センターで試験
  • 費用:約25万~35万円

4.2 外国免許切替(免許切替)

  • 母国で取得した免許を日本の免許に切り替える
  • 免許取得後、その国に通算3か月以上滞在していたことが必要
  • 必要書類:外国免許証、翻訳文、パスポート、在留カード、住民票、写真など
  • 国によって追加書類が必要な場合あり(例:出入国記録、経歴証明書など)
  • 費用:約5,000円~10,000円

5. 必要書類(2025年10月以降最新版)

  • 在留カード
  • パスポート(新旧すべて)
  • 住民票(国籍・在留資格・在留期限等が記載されたもの、コピー不可)
  • 外国免許証
  • 外国免許証の翻訳文(JAFや指定法人で作成)
  • 写真(縦3cm×横2.4cm、6か月以内撮影、無帽・正面・無背景)
  • 受験票、運転免許申請書
  • 国によっては追加書類(出入国記録、経歴証明書など)

6. 国際免許との違い

  • 国際免許:母国で発行、日本での使用は1年間のみ
  • 日本の免許:長期的に日本で運転するなら必須。配偶者ビザで長期滞在する場合は必ず日本の免許を取得しましょう

7. よくある質問(Q&A)

Q. 日本語が話せないと免許は取れませんか?
→ 学科試験は日本語ですが、英語・中国語・ベトナム語・ポルトガル語・スペイン語・ウルドゥー語・シンハラ語・インドネシア語など、多言語での受験が可能です(曜日指定あり)。

Q. 外国免許の切替は簡単ですか?
→ 条件を満たせば比較的簡単ですが、知識確認の難易度が上がったため、しっかり勉強が必要です。

Q. 事前予約は必須ですか?
→ はい、Webサイトからの事前予約が必須です。


8. 注意点

  • 住民票の内容・記載事項を必ず確認
  • 知識確認の合格基準が大幅に厳しくなったので、しっかりと日本の交通ルールを学習しましょう
  • 受験可能な言語・曜日を事前に確認
  • 追加書類が必要な場合があるので、国別の案内を必ず確認

9. まとめ

配偶者ビザ取得後、日本で運転免許を取得することは可能ですが、2025年10月1日から制度が大きく変更され、知識確認の厳格化や住民票の要件強化、事前予約制の徹底など、注意すべき点が増えています。
最新のルールを確認し、必要書類をしっかり準備して手続きを進めましょう。
不安な場合は、行政書士や外国人支援団体に相談することをおすすめします。